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2018年4月22日 (日)

根っ子

 今年も教会の庭には花々が咲いて春を告げてくれた。3年前に会堂前面の外塀工事を行なった。以前はチューリップの咲く花壇もあったが全て撤去した。ところが昨年、全く手を入れてないのに一輪咲き、今年も咲いた。工事作業をかいくぐって、しぶとく土に紛れて根を出してくれたものだろう。逆に、期待していたが芽を出さない花もあった。昨秋に長崎で行われた「宗教改革500年記念」の際、参加者に配られた「被爆球根ハマユウ」である。帰宅後、失念していて植えたのが十日後だったからだろう。申し訳ないことをしてしまったと思う。球根とて生き物。根を張る環境を作ってあげなければ、芽を出さなかったとしても当然のことだろう。
 「感じる心・楽しむ心・生み出す心」これは未来をつくる人になるために必要な三つの心として、長野県で「暮らしの学校・だいだらぼっち」という山村留学を実施しているNPO法人グリーンウッドが掲げているものである。その意味については次のように説明されている。「どんな立派に葉を茂らせている木でもねっこが弱ければ、嵐や災害で倒れてしまいます。昨今は、スキルやテクニックの力ばかりを伸ばしている風潮はないでしょうか。学力があっても自立できない。体力、行動力、段取り力など身に付けても、その力を人のために使うのか、それとも・・・。身に付けた力を発揮するには、正しく使うための心が必要です。こどもたちの人生も親から手を離れ、1人で船出をするためには、太く、長い丈夫なねっこを持つことが大切です。しっかり育ったねっこの分だけ、木は枝を伸ばし、葉を茂らせ、実を生らせます。人生を生み出していくこと、身に付けた力を社会のために使うこと。それには、「感じる心」、「楽しむ心」、「生み出す心」が必要なのです。」(以上、グリーンウッド自然体験教育センターHPより)根っ子を付けた人生、それを人のために使うことを喜びとする生き方をして欲しいと願っておられるのではないだろうか。
 「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」(1コリント3:6)神は私たちに信仰という根っ子を与えてくださる。その根は隣人の思いを感じさせ、平和が生み出す喜びを与え、希望を生み出す力になっていくのだと思う。与えられた根っ子が、常に私たちを成長させてくれることに感謝したい。
 山村留学を経た子どもたちが、豊かな未来を創り出してくれるよう願っている。

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