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2018年4月29日 (日)

次世代へ繋ぐ

 「お前たちは死体となってこの荒れ野に倒れるであろう。わたしに対して不平を言った者、つまり戸籍に登録をされた二十歳以上の者はだれ一人、わたしが手を上げて誓い、あなたたちを住まわせると言った土地に入ることはない。ただし、エフネの子カレブとヌンの子ヨシュアは別だ。」(民数記14:29-30)モーセに率いられエジプトを出たイスラエルの民は、約束の地カナンを目指した。12人が偵察に向かい、40日後にブドウの枝を担いで帰ってきたが、10人が悪い情報を流して、行くことを阻止した。神は怒り、冒頭のことばをモーセとアロンに告げた。こうしてイスラエルの民は、荒野を40年間彷徨うこととなった。つまり、荒野に入った時の「世代」ではなく、次の「世代」に約束の地カナンを委ねるということであり、新しい世代が次を担っていくことは今の時代も変わらない。
 来週、全国総会が行われる。議案の一つに、「改定式文の礼拝曲承認」がある。4年前に4人の方に作曲及び編曲を依頼し、訂正などを経て、今回の総会に提案となったものである。私はこの作業の取りまとめを依頼されたので、作曲家との連絡をはじめ、デモンストレーション用の音源を造り、改定式文に典礼曲を加えた試案の作成を行なった。音源作りには、市川教会の有志が協力してくださり、今年4月に全国に配布することができた。式文はルーテル教会の信仰を最もよく表していると私は確信している。だから私が引き受けた作業も、次の世代が心地よく歌い継いでくれることを願いながら労を惜しまず行った。この作業に携わろうと思った理由もそこにある。
 だが、もう一つの理由がある。現在使用している式文のデモテープを神学校の聖歌隊で作成することになり、神学生であった私が司式者として歌った。あれから約40年、牧師になる前に新しい式文に関わり、定年まであと数年となって再び新しい式文に関わり、デモンストレーションの音源を作成することになろうとは、これほどの「不思議」はあるまい。いやいや、これこそ神の摂理・・・とは大袈裟だが、ともあれ、一介の平凡な牧師だが、ほんの少し教会に(神に)ご恩返しできると嬉しく作業をさせていただいている。
 総会を経て新しい式文が用いられ礼拝を豊かにしてくれるよう願ってやまない。

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