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2017年3月12日 (日)

進歩

 牧師館バルコニーの工事が始まった。老朽化が激しく、崩落の危険があるためである。三年前、床面が緩くなっていることに気付いたのが最初の兆しであった。床面を支えている鉄骨がさび付き、数本は朽ちて折れていたため、急遽木材で補強し安全を確保した。一年後、今度は屋根の樋が詰まり、雨水が軒天(庇の裏側)から直接バルコニーに落ちてくるようになった。これで床部分の鉄骨の痛みが酷くなり、業者にみてもらうと「危険だから使用しないでください。」と言われる状態であった。教会の皆さんも心配してくださったが、先ずは屋根を修理し雨漏りを防ぐことが先決事項と昨年屋根と雨樋の修理をしていただいた。雨漏りは止まったものの、ぶら下がっていた軒天が、ついに数ヶ月前に崩落。辛うじて残った軒天を木材で支えていたものの、危険が解消された訳ではなく、今回の工事となった次第である。
 工事開始の作業はバルコニーに乗っている2台のエアコン屋外機の撤去。1台は一昨年に買い替えたものだが、もう1台は20年以上前に製造されたもの。まだ動くが殆ど使用していないので、今回廃棄してもらうことにした。業者がそのエアコンをみながら「未だ動くのですか?最近のものは殆ど10年くらいが限度。技術は進歩したが、10年で壊れるように出来る技術が進歩したみたい、使用説明書にも10年で買い替えと記載されているので。」と、皮肉を込めて話しておられた。確かに「10年で買い替え」と記載してあれば、「それが使用期限なんだ」と思い込むのも仕方ない。電化製品の進歩は目覚ましく耐久性の良い製品が出来るはずだが、次々に新製品が発売される現状を考えると、消費者のニーズが年々高度になるからか、長期使用だと製造・販売者側が儲からないかのどちらかの理由しかあるまい。進歩することを否定するつもりはないが、人間の飽くなき欲望を満たすためだけなら、何処かでストップをかけなければなるまい、もちろん私を含めてのことだが。
 教会も進歩している・・・といっても、様式や研究に関してであり、教会の進歩というのは「より福音に近づく」ということにほかならない。何故なら真理は永遠に変わらない物であり、人はその全てを知りうることはないからである。
 技術の進歩により新しいバルコニーは、より安全で快適なものに生まれ変わるに違いない。

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