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2016年11月20日 (日)

訓練する

 小羊保育園で収穫感謝祭が行われた時のことである。収穫感謝と小児祝福の礼拝後、警察と消防署の方々の安全教室が行われた。警察官が用意したパネルを用いて信号の色と動きを教えた後、歩行者用の信号を使って問題が出された。「青で渡っていたら点滅し始めた。どうしますか?①走って向こうの歩道に行く。②道路の真ん中で止まる。③走って元の歩道に戻る。」これを聞いていた若い消防士さんたちの囁きが聞こえてきた。「点滅していて進むのはまずいんじゃないか」「大きい道路なら、中央分離帯に止まれるから真ん中だけどなぁ」「やっぱり戻った方が良いんじゃない?」消防士さん達が選んだのは③。私も色んな状況を思い浮かべたが、どれも正解のように思えた。それでも「どれか一つであれば③かなぁ」と一瞬考えた。理由は「警察官の前だし、確か黄色は危険な場合以外は止まれだから、進むよりは戻った方が怒られずに済む」と考えたからだ。
 正解は①、それを聞いて子どもたちの間から「ヤッター!!」の合唱が沸き上がる。大人の知恵が邪魔をした結果、消防士さんたちは苦笑い。そして私も密かに照れ笑いであった。警察官曰く「点滅したら赤になる前に走って向こうへ渡ってください。交通事故に遭わないためにはそれが一番」と。ルールを守りつつも危険回避の最も良い手段を選択すること、それが何よりも大切にしなければならないことである。交通安全教室を通して子どもたちは、そのことを訓練され、自らの命を守る術を体に染み込ませていくのである。
 主の日、礼拝のために会堂に足を運ぶ。「安息日を心に留め、これを聖別せよ」と十戒の第三戒にあるからだ。同時にこれは「訓練」でもある。週の初めに神を思い起こすことで、困難に直面しても絶望感に襲われても、そして溢れんばかりの喜びに包まれようとも、いつも神を思い起こすことができるようなるからだ。神はこうして私たちを「訓練」してくださっているのである。
 「急いで渡る」、でも足が衰えてきたらどうするだろう。一番安全な方法は、青信号の途中で渡り始めず、信号が青に変わった瞬間だけ渡り始めることではなかろうか。そのためには「全てにおいて余裕をもって行動すること」の訓練を始めねば!

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