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2016年1月24日 (日)

緊急事態

 新年早々、ある夕方に犬の散歩中に起こったこと。いつも行く公園からの帰り道、薄暗い中、裏道を通っていたら、ある家の玄関先で誰かの話し声が聞こえた。携帯電話でも掛けてるのだろうと思い通り過ぎようとした時、また微かな声で「助けてください」と聞こえてきた。どういうことか直ぐには理解できなかったけれども、「助けてください」というのだから、きっと何かが起こっていると思い、道路際の家の門を開けて入ると、壁の後ろに白い服をきた男性がうずくまっているのが見えた。辺りの暗さも増してきていたので、足元の様子などははっきり分からなかったが、近づいた私に気づいて「すみません、急に腰に力が入らなくなって動けないのです。ベルトの辺りを掴んで起こしてもらえませんか」と。犬を一緒に散歩していた仲間に預けて、直ぐに近寄り手を私の肩に回させ、腰のあたりのベルトを掴んで何とか起こそうとした。確かに力が入らないようで、持ち上げるしかなく、よろけながらも立ち上がる姿勢にし、玄関まで連れて行った。男性は足元から私が拾い上げたカバンから鍵を出し、やっと玄関の上がり口に男性を腰かけさせた。この日は奥様も遠方にお出かけ中とかで、本当に助かりましたと、額の傷をぬぐいながらお礼の言葉をいただいた。帰り際には少し立てるように回復されていたので、「お大事に」と言って私も帰路についた。
 それにしても、突然病魔に襲われることは誰にでも起こりうる。直ちに治療してもらえるか、しばらくは気付かれないかでその後の運命が分かれる。最近は心臓が止まった時のためにAED(自動体外式除細動器)が用いられ、生き返ったということもあるだろう。教会周辺には病院や学校があるから、緊急事態の時は借りに行けばと思っていたが、秒単位で応急処置が必要だと思うと、教会に備えておくことも決して無駄ではないと思える。「神様に心を癒され、体の不調にはAED」というのも現代の教会の姿かもしれない。
 名乗らなかった私だったが、後日元気になってお礼に来てくださった。特徴ある髭とメガネと犬のお陰で「教会の牧師さん」と分かったのだという。歩く広告塔を意識しながら、犬に散歩に連れて行ってもらいます!

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