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2015年12月13日 (日)

コモ巻き

 ドウダンツツジの紅、イチョウの黄、カエデの紅、そして今年は会堂の窓辺にサンタさんの(くすんではいるが)赤が加わって、賑やかな教会の外観。でも、何となく違和感が!例年、紅葉を楽しんで落ち葉を片付けると、サンタさんの登場となるのに、今年は両方が一緒なのだから違和感もご理解いただけるかと。それほどに今年は暖かいということでもある。紅葉は天候の異常、クリスマスは変えられない暦。ということで違和感を取り除く術は私にはなく、間もなくクリスマス!
 暖かいのに保育園の前の里見公園には、例年のように木々がコモ巻き姿に。この時期の風物詩だから、異常気象の中で「冬を感じなさい」と言ってくれていると思えば、まぁ良いか!ところでコモ巻きという風習は江戸時代の大名屋敷に始まるという。マツやヒマラヤスギの根元から2メートルほどの所にワラでできたコモを巻き付け、春先にコモを燃やし中で越冬した松を枯らすマツカレハの幼虫を駆除する方法だという。防寒よりも駆除の目的だとすれば、暖冬とはいえこの時期にコモ巻きすることも納得できる。ところが、最近このコモ巻きを行わない所が増えているのだという。なぜなら、害虫駆除の効果が殆どないという研究結果が出されたからだ。兵庫県立大学環境学部が姫路城で5年間かけて調査した結果によれば、害虫であるマツカレハはわずかであり、その天敵となるクモやヤニサシガメの方が多数を占め、駆除よりも逆効果だということが判明したからだ。その結果、「何もしない」という方法に戻ったというのである。害虫と呼ばれる存在があり、それを捕食する天敵(益虫)がいる。自然はバランスよく成り立っていると言えるのではなかろうか。ただし、人為的な何かが加えられるとそのバランスも崩れていくだろうが・・・。ともあれ皇居などでは20年も前に廃止したコモ巻き、里見公園はいつまで続けるのだろう?
 「神は我らと共におられる」(マタイ1:23)。不必要なものをコモ巻きのように身につけ、結局良きものをダメにしてしまっているのかもしれな。クリスマスに告げられるこのメッセージにあるように、「神が共にいてくださるから大丈夫」気持ちを他施設にして日々を過ごしたい。

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