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2015年12月 6日 (日)

不在配達

 間もなく午後10時になろうかという遅い時間、玄関のチャイムが鳴った。ドアの向こうから「こんばんは、宅急便です。お荷物をお届けにまいりました。遅くなり申し訳ありません」と。昼間、不在だったため不在配達票をみて連絡したら、帰りがけに再配達してくれるということだった。それが午後10時近くの時間だったという訳だ。頭の下がる思い…いやいや、本当に深々と頭を下げて荷物を受け取った、「遅くまで本当にご苦労様!!」と。
 国土交通省が今年8月に「宅配の再配達の発生による社会的損失の計算について」という報告を行った。福岡10エリアと江東区5エリアをモデルに各々一か月の調査を行い、膨大な無駄が生じていると報告している。具体的な数字を挙げると、不在率は23.5%で車の走行距離の約4分の1が再配達のために費やされている。418,271tのCO?(二酸化炭素)が発生するが、これは杉の木1億7,400万本が年間に吸収するCO?の量で、山手線の内側の2.5倍のスギ林に匹敵し、労働力に換算すると1.8億時間、年間250日8時間労働する人9万人分に相当するという。まさに膨大な社会的損失が生じているといえる。宅配御者も収益に大きく響くために、早朝の配達やスマホを使った対策を講じようとしているものの、最大の問題は「再配達は当たり前」という消費者の意向だという。確かにそうだと思うものの不在率をゼロにすることは不可能だろう。再配達料金を徴収するとか保管場所に取りに行くなどの方法をとることで、少しは意識も変わるかもしれない。ともあれ、気軽に「帰りに配達します」を受け入れず、「明日で良いよ」と言ってあげたいものだが…。
 クリスマス、この時期「贈り物」に心が動かされる。「折角だから神様からの贈り物にも心を向けていただけると嬉しい」と、牧師として思う。神様の豊かな恵みがたくさん届けられるこの時期なのだが、不在で届かない贈り物も沢山あるに違いない。そうならないように、届ける私たちにもまだまだ工夫の余地があるだろう。イルミネーション、掲示板でのお知らせ、インターネットを使った案内・・・、そうそう、会堂の壁面では、デンマーク生まれのサンタさんが今年も「クリスマスは神様からの贈り物ですヨ」と告げてくれている。良きクリスマスとなりますように!!

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