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2015年11月15日 (日)

夢を目標に

 日本で制作された初のジェット旅客機MRJの初飛行が、11月10日に行われた。MRJとは「Mitsubishi Regional Jet」の略で、要するに地域型の小型ジェット機である。開発した会社は半世紀前の世界大戦のおり、名機と言われた「零戦戦闘機」を造った会社である。戦後、日本は飛行機開発を禁止された。1952年のサンフランシスコ条約により一部の航空機製造が認められ、「YS-11」という航空機が製造されたが、これも1973年には製造が終了し、2006年をもって機体の利用も無くなり、国産の飛行機が空から消えた。
 MRJ計画の発端は2002年に経済産業省が発表した「30席から50席クラスの小型ジェット機開発案、所謂『環境適応型高性能小型航空機案』」計画である。ただしこれは参画する企業が自己責任で開発を推し進めるという条件がついていた。前述した会社(三菱重工業グループの三菱航空機)は2008年に開発に着手し、7年かけて遂に初飛行に到達したのであった。300万以上の備品を必要とする飛行機製造だから、数多くの人が関わってきたことだろう。初飛行を見守る工場の人々の映像などを見ていると、会社の利益のためにというよりも「夢の実現のために」関わってきたのだと思えてならなかった。ラグビーW杯の日本代表キャプテンのM・リーチ選手が「夢を目標に」と言っていたことを思い出す。そう、「国産飛行機を空に」という夢を目標にしてきた成果が、初飛行を生んだのだと思えてならない。
 「あなたたちが待望している主は突如、その聖所に来られる。あなたたちが喜びとしている契約の使者、見よ、彼が来る、と万軍の主は言われる。」(マラキ3:1)キリストが来られる500年前にマラキ書は記された。イエスの時代の人々には主の到来はただの「夢」になっていたかもしれない。しかし主は来てくださった「神にできないことは何一つない」(ルカ1:37)からだ。間もなく迎えるクリスマスの出来事は、「単なる夢と諦めず、夢を目標に変えてチャレンジし続けるなら神が背を押してくださる」という約束を聞く時でもあろう。
 実用化されるまで約2500時間のテスト飛行を行うと聞く。やがて私も九州の田舎へ帰省の時には、MRJに搭乗できるだろうと今から楽しみにしていたい。

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