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2015年10月 4日 (日)

爆弾低気圧

 先週末、日本列島は猛烈に発達した爆弾低気圧の強風に見舞われた。これは9月末に発生した台風21号が中国大陸に上陸して弱まったが、その後高温多湿の低気圧となり北上し、更に北を進んでいた低気圧に吸収され急速に発達したからであった。気象庁のHPには爆弾低気圧を、「中心気圧が24時間で24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯低気圧(φは緯度)。例えば北緯40°なら17.8hPa/24hが基準となる。」とあった。さっぱり分からないのでいろいろ調べてみたら、「24時間で気圧が24 hPa(ヘクトパスカル)下がり急激に発達するもの」ということだという。なぜ発達するかということについては、「南の暖かい低気圧が北の冷たい低気圧と出会い、気温差が激しいために一緒になった低気圧が凶暴になってしまった」と私なりに理解した。
 凶暴になるという予報なので、9月半ばの豪雨で防空壕が水浸しになって苦労したこともあって、「備えあれば憂いなし」と庭の道具類を移動し、飛ばされそうな軽いものにはブロックの重石を乗せた。会堂内の窓の戸締りを確認し、南からの強風に備えて道路際の掲示板にはブルーシートを巻いて保護と、取りあえず爆弾低気圧の強風に備えた。深夜から早朝にかけて激しい風雨に見舞われたものの、備えもあって全く被害もなく爆弾低気圧の襲来をやり過ごせホッとした。
 聖書にも突然の強風や嵐に悩まされた話がある。神様の命令に逆らって逃げ出したヨナは、乗った船が嵐に遭い、くじを引いて嵐の原因がヨナであることを突き止められ、海に投げ込まれてしまった。突然の嵐の原因を、古の人々は神の「怒り」と解釈したからである。新約聖書の時代も同じで、嵐に遭って戸惑う弟子たちにイエスは「なぜ怖がるのか。」(マタイ8:26)と言いつつ嵐を静めてくださったという話があるが、これにも「嵐は試みとして神が起こされたのであるから、イエスはそれを静めることができた」という信仰があるのかもしれない。しかし、イエスが本当に伝えたかったことは、「神が嵐を起こし、それを静める」ということではなく、「脅威となる自然現象であっても、神はそれ以上の力をお持ちである」ということにほかならない。
 気象庁のHPには、爆弾低気圧を「急速に発達する低気圧」と言い換えるようにという指示もあるが、「爆弾」の方が我々重い腰は上がるだろなぁ。

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