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2015年8月 2日 (日)

パニック

 週末になると各地で花火大会が開催される。花火は夏の風物詩。何が興奮させるのかはよく分からないが、夜空に広がる花火の美しさ、一瞬で消えてしまう儚さ等々、人を惹きつける要素はたくさんある。何よりも大勢の人とワイワイ過ごす楽しさがある。つまり、「花火+アルファー」という要素があるから、人を惹きつけるのではないかと思う。勿論私も「+アルファー」の方が好きな一人だが、なのに我が家の犬ときたら、花火が大嫌いである。
 「パンパン」という音が聞こえた瞬間、その場から立ち去ろうとする。足はガタガタ震え、目は虚ろになりヨダレが垂れてくる。数年前、散歩させるのが遅くなり、丁度花火が始まる時間と重なってしまったことがあった。すると、我が家とは逆の方向に逃げ始めた、私でも引きずられる程の力で。絶えず聞こえる花火の音、ピカピカ光る空。結局、二時間近く歩き回り(逃げ回り?)、終了する頃にやっと帰宅できた。あれ以来、花火の日は早めの散歩を心掛けているけれども、犬にとっては散歩中だろうと自宅に居ようと花火の音は変わらずに聞こえてくるのだから、安心できない日には違いない。花火や雷の音が、犬をパニック状態にしているのだろう。いろいろ調べてみると、「騒音恐怖症」と名付けて良い状態らしいが、薬で安定させたり、飼い主が抱いてあげることで安心させたり対処法が紹介されているが、原因も症状も解明されていない中では、どの対処法も100%最適ということはないという。ともあれ、パニックになった時に、犬自身が「飼い主がいれば安心」と自己暗示させることができないことを、理解しておくしかないらしい。
 湖の向こう岸にわたろうとしたイエスと弟子たちが突風に見舞われた出来事がある。漁師経験も及ばない程の嵐に、彼らもパニックに陥ったのではなかったか。その時に彼らは、艫で寝ているイエスに気づき助けを求め、イエスが嵐を静めてくださった。(マルコ4:35~41)パニックになるのは人間も犬も同じ。だが、パニックの時に「わたしの助けは来る、天地を造られた主のもとから」(詩篇121:2)とみ言葉を思い起こし、心を静める道があることを、助けがあることを知る者となりたい。
 年を取り更に騒音恐怖症が増す我が家の犬。家族で助け主になってやるしかない。

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