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2015年5月 3日 (日)

 祝 日 

 4月上旬、イギリスの貸金庫に強盗が入った事件を新聞報道などで知った。事件は未だ解決していないが、事件が起こったのは「復活祭(イースター)の連休中(3~5日)に行われた」という。復活祭を連休にするというのは、キリスト教を国教とする国ならではの事だと思える。同時に、このニュースを聞いて、「イギリスは4月3日から5日を復活祭という連休にしているのだな」と思った日本人も多かったのではないかと思う。しかし復活祭は移動するので、イギリスの「復活祭の連休」は必ずしも4月3日に始まるのではないと、どれほどの日本人が理解しているだろうか。それはともかく、イギリスの祝日は「Bank holiday(銀行の休日)」ともいわれ、お店や銀行や各種機関が徹底的に休む日だから狙われたのだろうが、被害に遭った人々にとっては復活祭の喜びも一気に吹き飛んで、辛い連休になったことだろう。事件が早期に解決することを願わずにはいられない。
 日本の祝日は1948年の「国民の祝日に関する法律」によって制定された。それ以前には「祭日」または「祝祭日」と呼ばれたが、皇族に関する記念日であったり皇室が行う祭事を日本の休日としていたからである。しかし皇室祭祀令も1947年に廃止されたので、日曜日以外の休日を「祭日」や「祝祭日」と呼ぶのは間違いということになる。ただ、「祭日」と呼ばれなくなったとはいえ、現在も皇室関係の祝日が多いのも、日本の在り方からすれば必然であろうか。
 ところで、「祝日」と呼ぶことで、新たな休日も増えてきた。それのみか、祝日が日曜日に当る時は翌日を休日とする、所謂「振替え休日」の制度が生まれ、成人の日・海の日・敬老の日・体育の日を「日」ではなくて特定の月曜日に移して意図的に三連休を創設する制度も生まれた。ゆっくりと余暇を過ごしてもらえるようにするということで「ハッピィーマンディー制度」と呼ばれ、アメリカの制度を倣ったものだという。でも「ハッピィー」にするためにレジャー産業などで多くの人が働いてくれていることも忘れてはなるまい。
 ともあれ折角「祝日」としていただく日があるのなら、日曜日という休日には神を憶え、祝日という休日には命を与えられていることに感謝する日にしたいものだ。

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