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2015年1月11日 (日)

特許

 未來の自動車といわれる「燃料電池車」に関する特許を、トヨタ自動車は無償で開放すると発表した。翌日の新聞に次のような記事が載った。「自動車業界の競争はいまも激しいはずだが、思い切ったトヨタの決断である。世界に先がけて売り出した燃料電池車の特許約5680件を無償で開放するという。ニュースに驚いた人は多かったろう。そして拍手を送った人も▼水素と酸素を反応させて、排ガスを出さずに走る。苦心の技術をライバル社に提供するのは、参入を促して市場を広げるためだ。『戦略』ではあろう。しかし、ものづくりを競い極める企業として、なかなかできることではあるまい。」(朝日新聞1月8日天声人語より抜粋)
 そもそも特許とは「行政機関が特定人のために権利・能力・資格などを設定し,法律上の地位を与えること。」(大辞林)であって、一定期間は権利を独占できるものである。特許をとるためには膨大な書類が必要になるし、多額の費用も掛かる。通常は特許権が切れるまで保持したいと思うものだろうが、燃料電池車が普及しなければ特許も宝の持ち腐れでしかない。その決断が企業にとってどうなのかという判断は私にはできないが、環境にも優しい燃料電池車がより安価になれば、一消費者としては大いに歓迎したい。それにしても、新しい車のための特許が5680件もあるのは驚きではあるが・・・・。
 「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(フィリピ2:6~8)人々はイエスについて、権威ある新しい教えをする方だと知っていた。奇蹟をみた人々は「新しい王」と期待しただろうし、支配階級にいる者たちは恐れを覚えたかもしれない。イエスは確かに王として、そして救い主としてこられたが、それは権威でも力でもなく、十字架という誰もが想像できない仕方で世を治め、人を救われた。誰も想像できなかったし、誰にもできない、主イエスのみがなしうる救いの「特許」であった。この特許は今も主が保持しておられ、それによる恵みを今も私たちにもたらしてくださっている。

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